確かな性能と品質で高い評価を得ているBYDのEV・EVバスですが、今回紹介するBYDのEVフォークリフトも非常に魅力的な製品になっています。ここでは、BYDのEVフォークリフトの基本性能と特徴について、詳しくチェックしていきましょう。
カウンターバランス式
フォークリフトには、カウンターバランス式とリーチ式の大きく2種類があります。カウンターバランス式はなによりも車体が安定していますので、バランス崩れや転倒のリスクも低く安全で、操縦もしやすいです。また、重量の大きい荷物や車体からはみ出す荷物でも簡単に運べますよね。このほか、走行速度やツメの上昇速度も比較的早く、作業効率も高くなるという特徴もあります。
環境に優しいEVフォークリフト
リチウムイオンバッテリーを採用したEVフォークリフトであるため、非常に環境に優しいという点も特徴的です。ガソリン式ではないので、走行時のCO2などの温室効果ガス排出をゼロにできます。また、鉛バッテリーでは鉛や希硫酸の流出のほか、充電時に水素系ガスが排出される恐れもありますが、リチウムイオンバッテリーを搭載するBYDのEVフォークリフトではその心配もありません。実用性を備えつつ環境への配慮も欠かさないフォークリフトとして、導入を進めやすいでしょう。
高い安全性
BYDのEVフォークリフトは、バッテリーにリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、非常に高い安全性を誇っています。リン酸鉄リチウムイオン電池は、結晶構造が強固であるため一般的なリチウムイオン電池よりも熱安定性が非常に高いです。つまり、過熱などを起因とする熱暴走を起こしにくく、バッテリーの損壊・損傷時にも火災などの事故につながりにくくなっています。実際に、国際認証のUN38.3という厳しい基準をクリアしており、その安全性は折り紙付きと言えるでしょう。
長寿命なバッテリー
バッテリーが長寿命である点も、BYDのEVフォークリフトの大きな特徴の1つでしょう。フォークリフトは長く使っていくものなので、当然バッテリーの寿命が長いに越したことはありません。従来の鉛バッテリー式フォークリフトが1,200〜1,500サイクル程度の寿命であったのに対して、BYDのEVフォークリフトは4,000サイクルと2,3倍以上となっています。
1日1回充放電を行っても、10年以上は持ってくれるので非常に寿命が長いですね。鉛バッテリーだと定期的なバッテリー交換が必要になりますが、BYDのEVフォークリフトならほぼ買い替えは不要です。
メンテナンスフリー
BYDのEVフォークリフトは、メンテナンスフリーで手間がかからない点も特徴の1つです。鉛バッテリー式のフォークリフトでは、毎日のようにバッテリー液の補充が必要となります。これが結構手間ですよね。一方で、BYDのEVフォークリフトはリチウムイオンバッテリーなので、バッテリー液の補充などのメンテナンス作業は一切必要ありません。バッテリー液補充に伴う電池の清掃作業もなくなりますので、手間がかからず運用が楽ちん、ストレスフリーで使っていけるでしょう。
充電時間が短い
充電スピードが早く充電時間が非常に短い点も、BYDのEVフォークリフトの魅力的なポイントです。バッテリー式のフォークリフトは、スマートフォンやパソコンなどと同じように定期的なバッテリーの充電が必要です。一般的な鉛バッテリー式フォークリフトでは、バッテリーが満充電になるまでに8時間から10時間ほど充電時間がかかります。そのため、日中にフォークリフトを使う場合、バッテリー充電は夜通し行うことになりますが、充電し忘れてしまうとその日1日フォークリフトが使えません。
一方で、BYDのEVフォークリフトは、バッテリーの充電時間が30Aで2.5時間と非常に短いです。鉛バッテリー式フォークリフトよりも実に3分の1から4分の1の充電時間で済むので、かなり充電スピードが早いことがわかります。これなら、万が一前日にバッテリーを充電し忘れてしまったとしても、昼休憩などの隙間時間で十分に稼働可能な分だけの充電が可能です。
また、昼夜を通してフォークリフトが必要な現場では、スペアのバッテリーを用意して使い回す運用をしている場合もあるでしょう。しかし、BYDのEVフォークリフトなら充電時間が短いので、わざわざスペアのバッテリーを準備しておく必要がありません。スペアバッテリーの購入費用が浮くことはもちろん、メンテナンスの手間もなくなるので一石二鳥ですね。
長時間稼働OK
BYDのEVフォークリフトはバッテリー持ちが非常に良く、稼働時間を長く確保できます。
連続稼働5.5〜6時間!
※2.5t 稼働率70%
長時間稼働できるということはバッテリーの充電回数を減らせるということなので、充電の手間が省けて便利です。また、バッテリー劣化の進行も防げるので、自然と寿命も長くなります。
ランニングコストが安い
メンテナンス不要・高速充電という特徴から、BYDのEVフォークリフトはランニングコストが安くできるというメリットがあります。バッテリー式フォークリフトは、導入費用のほかにメンテナンスや電気代などランニングコストの考慮も必要です。鉛バッテリー式フォークリフトではメンテナンス用のバッテリー液購入が必要ですが、BYDのEVフォークリフトではその費用がまるまる浮きます。また、長寿命であるのでバッテリーの交換購入も不要です。
加えて、充電時間が短く充電回数も少なくて良いので、バッテリー充電にかかる電気代も安くなります。このほか、バッテリー液交換や清掃などのメンテナンスやバッテリー交換、そしてバッテリー充電作業にかかる従業員の人件費も立派なコストです。製品価格だけで言えば、リチウムイオンバッテリー搭載フォークリフトは鉛バッテリー式フォークリフトに較べて若干高い傾向にあります。しかし、ランニングコストを含めたトータルコストで考えると、鉛バッテリー式フォークリフトよりもBYDのEVフォークリフトが経済的になるでしょう。
BYD社は、深セン市に本社を置く世界的なバッテリーメーカーです。
EV自動車、EVバス、そして世界初となる安全性の高い「リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)」を搭載したフォークリフトを製造しております。Co2排出ゼロの弊社製品を通じて企業様の「#脱炭素化」「#カーボンニュートラル」実現に向けたお手伝いができれば幸いです。
BYDグループは、ITエレクトロニクス、電気自動車、新エネルギー、モノレールの4つの事業を展開しています。バッテリーメーカーとして創業し、携帯電話やPC用バッテリーをグローバルで展開し培った技術力を活かして、2003年に自動車事業に参入。現在では、世界最大手の電気自動車メーカーへと成長を遂げています。
ITエレクトロニクス |
自動車 |
新エネルギー |
モノレール |
フォークリフト導入実績(2015年~)
日本累計出荷台数400台以上
LFPリチウム搭載フォークリフトでは累計販売台数世界第1位!
30カ国1,000社以上の企業でご採用頂いております。
環境面
鉛蓄電池に含まれる「鉛」は過剰に摂取すると生き物に害を及ぼすと言われております。また、ヨーロッパでは電子機器類に含まれる「鉛」を制限するRoHS指令等で輸入制限をかけております。その点、リチウム物質は環境負荷が低いとされています。
鉛蓄電池は充電中に水素ガスが発生致します。また、希硫酸を含む為、補水時や点検時に火傷や火災の恐れがございます。その点、リチウムイオン電池はメンテナンスフリーで水素ガスなども発生致しません。
性能面
リチウムイオン電池は鉛蓄電池に比べ、エネルギー密度が高くパワフルです。
リチウムイオン電池は鉛蓄電池に比べ、自己放電しにくい電池です。つかっていない時でも電池の劣化が少なく長持ちいたします。
リチウムイオン電池はメンテナンスフリーです。鉛蓄電池で必要な補水作業がなく、作業員による個体差が出にくく管理が容易であるというメリットがございます。
※2.5t系 10年間(250日稼働/年)として算出
Q1:日本のメーカーとの違いは?
機種展開、操作性など、ほとんど差はございません。充電器のみが急速充電対応の定置式となります。
Q2:導入コストが高いと聞きますが・・
はい。確かに鉛電池やエンジンリフトと比べると導入コストは割高になります。ただし、ランニングコストが圧倒的に安くなり、トータルコストで導入効果を発揮します。
Q3:メンテナンス、部品などの供給体制は?
点検等は最寄りの代理店をご紹介いたします。保安部品は本社(群馬県)に常時在庫しております。
Q4:アタッチメントは?
基本的にはどのようなタイプも取付可能です。ただしお客様の指定がなければカスケード社を多く使用しております。